【NFL 2024 シーズン】ベアーズ開幕前戦力分析【NFC北】 : 🐕 茶犬 🐕 NFLブログ

・過去の戦績と昨年のチームスタッツ
・コーチ陣
・ドラフト加入選手
・ロースター
　【攻撃編】　【守備編】
・スケジュールと展望

過去の戦績と
昨年のチームスタッツ

年度	勝	負	引	備考
2023	7	10		地区4位
2022	3	14		地区4位
2021	6	11		地区3位
2020	8	8		地区2位 WC敗退
2019	8	8		地区3位

　昨年は序盤で負けが込んでしまい7勝と後半戦は巻き返したが地区最下位となってしまいました。勝ってるときの試合内容はQBジャスティン・フィールズがノリまくって楽しい感じなんですが、フィールズがジリ貧になると、嫌な負け方となるというのが続きました。

　結果的に昨年パンサーズに1位指名を売ったこともあり、今年1位指名でQBケイレブ・ウィリアムスを指名となりました。フィールズはスティーラーズへ。今年のベアーズはどう変化するか楽しみなチームの一つですね。

コーチ陣

職	コーチ名	年齢
HC	マット・エバーフロス	54
OC	シェーン・ウォルドロン　※NEW	45
DC	エリック・ワシントン　※NEW	55

　HCは変わらずエバーフロスが3年目となりますが。OCとDCを交替しました。

　新OCシェーン・ウォルドロンはシーホークスでOCをしていたコーチで、QBジーノ・スミスを復活させたコーディネーターです。QBコーチも一緒に連れてきているので、心強いですね。

　新DCにはビルズのアシスタントHCだったエリック・ワシントンが就任。守備は問題はそこまでなかったが前DCアラン・ウィリアムスが健康を理由に勇退となったためです。なのでなるべく前任者の状態を引き継げればという感じですね。

ドラフト加入選手

巡	順位	ﾎﾟｼﾞｼｮﾝ	選手名	大学
1	1	QB	ケイレブ・ウィリアムス	USC
1	9	WR	ローム・オドゥンゼ	Washington
3	75	T	キラン・アメガジ	Yale
4	122	P	トリー・テイラー	Iowa
5	144	EDGE	オースティン・ブッカー	Kansas

　昨年のドラフトで1位を売ったことで、得た1位指名　QBケイレブ・ウィリアムスを指名しました。身体能力の高い強肩ということで、1年目からの活躍が期待されます。

　9位指名でホットラインを形成してほしいWRローム・オンドゥゼも指名しており、新人ホットラインがどうなるか気になるところですね。

　詳しくはドラフト記事を御覧ください

ロースター

【攻撃編】

　　　放出・離脱選手　左の番号：背番号
　　　補強選手　　　　新人選手（120位まで）
SS～D：個別選手評価（OLはなし　太字は過去3年のプロボウル選出選手）
S：プロボウル級　A：エース級
B：レギュラー級　C：バックアップ級
D：未知数　R：新人
年齢は年内に到達する年齢です

　すでにHCから開幕先発を言い渡されたQBケイレブ・ウィリアムス。評価としては上記のようにフットワークと強肩の両輪を持つ選手で、現代のQBの系譜と言えるだろう。果たしてプロでいきなり通用するのか興味津津ですね。

　昨年は1364ヤードを獲得したエースWR D.J・ムーアが大活躍したチームですが、それに加え今年はWRキーナン・アレンをトレードで獲得しました。そして1巡目指名でWRローム・オンドゥゼも指名と、レシーバー3枚の先発は確定と言っていいだろう。かなりWRだけでも強力ですが

　TEも長身で昨年719ヤードを記録したコール・コメットに加え、レシービングTEのジェラルド・エバレットも獲得しました。全員使いこなせるんでしょうか？ちょっと余らせそうでもったいない補強だった気もありますが、いくらあっても困りませんよね。

　ただだれか出場機会が少なくなって不満を漏らすことのないように注意してほしい。

　これだけレシーバーが充実してるベアーズって見たことないかも。QBケイレブ・ウィリアムスにとってはこの上ない戦力補強と言っていいでしょう。

　ちなみに最年長TEマーセデス・ルイスは今年も現役続行です。出場機会はかなり少なそうですが、超ベテランとしてベンチにいることでチームをまとめあげてもらいたいですね。
パス攻撃

ラン攻撃

　昨年イーグルスで1000ヤード超えを記録したプロボウルRBデアンドレ・スイフトを獲得しました。昨年まではQBジャスティン・フィールズが最長ヤードを記録していたラン攻撃ですが、今年はシステム自体が変わるでしょうから、スイフトが完全エース体制となることは間違いない。

　2番手カリル・ハーバートも昨年611ヤードを記録。スイフトは怪我が多い選手なので、ハーバートとうまくやりくりしていってほしいところですね。

プロテクション
　チームスタッツを見ると、プロテクションが低いように見えるが、ポケットタイム平均が2.8とリーグ最高レベルの長さなので、間違いなくQBフィールズのボールの持ちすぎが原因で、正直プロテクションは良い方と言えるだろう。なので大きな補強はなかったのはこのせいだろう。十分このOL陣で行けることだろう。

スペシャルチーム
　Kカイロ・サントスは昨年92.1％のFG成功率　50ヤード超えも7/8と素晴らしい記録を挙げました。今年もベテランとして昨年同様の成績を残してほしいところですね。プロボウルにまだ1度も選ばれてないのがおかしいレベルですよね。

【守備編】

　　　放出・離脱選手　左の番号：背番号
　　　補強選手　　　　新人選手（120位まで）
SS～D：個別選手評価
S：プロボウル級　A：エース級
B：レギュラー級　C：バックアップ級
D：未知数　R：新人
年齢は年内に到達する年齢です

フロント7

　DLはスタッツはあまりいい成績の選手いないんですが、ラン守備1位なんですよねぇ。タックル数も多いわけでもないし、なんでなんだろう。数字に出ないものがあるんでしょうかね。DLとLBの連携が良いというのが一番なのかもしれません。ただ、唯一の全試合先発のDLジャスティン・ジョーンズが移籍が気になるところですね。それでもいけるかどうか。

　昨年シーズン途中にEDGEモンテス・スウェットをトレードで獲得し、今シーズンの用意は万全です。ただ控えの層が薄いのが気にかかる所です。怪我人がでたら一気に戦力ダウンとなりかねないので怪我だけには注意してほしい。

　LB T.J.エドワーズ　トレメイン・エドモンズは共に100タックル超えと、ラン守備が強かった理由はここだったのかもしれません。ふたりで7INTしていることもあり、パス守備でも活躍しています。今年もふたりとも残っているので、強力なラン守備を期待したい。

ディフェンスバック

　4INTをし、チームのエースCBとして活躍したジェイロン・ジョンソンと再契約。昨年はプロボウルにも選出されました。反対側のCBタイリーク・スティーブンソンは狙われた形にはなりましたが4INT　16PDとかなり頑張った方ではないでしょうか。若手CBも多いのでパス守備はもっと安定してくると思います。

　Sエディー・ジャクソンを放出しましたが、Sケヴィン・バイヤードを獲得。昨年はイーグルスに途中移籍となりましたが、フィットしなかったのが気にかかる所。プロボウル常連Sとしてベアーズの中心となれるのか。SSは昨年100タックル超えをしたジャクアン・ブリスカーが務めます。

スケジュールと展望

　スケジュール　

2024Schedule 24chi

　同地区対決がすべて後半戦に来ているのがなかなか珍しいスケジュールとなっています。なので前半戦にどれだけ稼いでいるかですねぇ。

　結構若手QBとの対決が多いこともあり、QBケイレブ・ウィリアムス要する新攻撃陣がどれだけ対抗できるかは楽しみな対決が多そうです。

　展望　

　攻撃の雰囲気はまったく変わったベアーズがどれだけの攻撃力になっているのかは、見てみないとわかりませんが、QBケイレブ・ウィリアムスがしっかりプロにフィットすれば、かなり面白いチームになったとは思います。

　守備も元々悪くないチームですしね。攻守ともにフィットしたらもしかするとがありそうな雰囲気を感じます。だからかなり読めないチームなんですよね。昨年もなんだかんだで7勝しているということもあり、プレーオフに行ける可能性もあるんじゃないかな。予想が難しいチームなのでほんと序盤戦は注目して見てみたいチームですね。