【NFL 2024 シーズン】ファルコンズ開幕前戦力分析【NFC南】 : 🐕 茶犬 🐕 NFLブログ

・過去の戦績と昨年のチームスタッツ
・コーチ陣
・ドラフト加入選手
・ロースター
　【攻撃編】　【守備編】
・スケジュールと展望

過去の戦績と
昨年のチームスタッツ

年度	勝	負	引	備考
2023	7	10		地区3位
2022	7	10		地区4位
2021	7	10		地区3位
2020	4	12		地区4位
2019	7	9		地区2位

　昨年はQBデズモンド・リダー　テイラー・ハイニキを使い戦ったQBが定まらなかったこともあり、チグハグな試合が多く、不安定な成績となってしまった。流石にこれだけ得点力が低いと勝ちきれないのはしょうがないだろう。ターンオーバーもごらんの通りではというところだろう。

　今年はHC　QBの交代で新生ファルコンズスタートの年となるか期待したい。

コーチ陣

職	コーチ名	年齢
HC	ラヒーム・モリス　※NEW	48
OC	ザック・ロビンソン　※NEW	38
DC	ジミー・レイク　※NEW	48

　新HCはラヒーム・モリス　3度目のHC就任（内1回は暫定HC）ですがこれまでは成績があまりよくありませんでした。しかし今回は若き名将シーン・マクベイの元で3年DCを務めてからの就任ということもあり、マクベイの元で学んだ勝負術が発揮できるかは期待したい。

　新OCにはザック・ロビンソンが就任　ラムズでQB・パスコーディネーターをしていて引っ張ってきた形となりました。マクベイチルドレンとして期待がかかる。

　新DCジミー・レイクもラムズのアシスタントHCをしていたのを引っ張ってきました。HCモリスの右腕として期待したい。

　モリスにとっては1年以上一緒にコーチしてきた仲間を連れてこれたのは大きいでしょうね。連携がとれたコーチ陣だと思います。

ドラフト加入選手

巡	順位	ﾎﾟｼﾞｼｮﾝ	選手名	大学
1	8	QB	マイケル・ペニックスJr.	Washington
2	35	DL	ルーク・オルホロホロ	Clemson
3	74	EDGE	ブラレン・トライス	Washington
4	109	DL	ブランドン・ドルラス	Oregon
5	143	LB	JD・バートランド	Notre Dame
6	186	RB	ジェイズ・マクレラン	Alabama
6	187	WR	ケイシー・ワシントン	Illinois
6	197	DL	ザイオン・ローグ	Georgia

　1巡目は驚きのQBマイケル・ペニックスJr.獲得でした。今年QBカーク・カズンズを4年契約で獲得したこともあり、QB指名はまずないと思われただけに、とにかく自前のQBを作りたいということで、4年契約ながらカズンズをブリッジQBにするつもりなんでしょうか。未だに真相は謎です。

　詳しくはドラフト記事を御覧ください

ロースター

【攻撃編】

　　　放出・離脱選手　左の番号：背番号
　　　補強選手　　　　新人選手（120位まで）
SS～D：個別選手評価（OLはなし　太字は過去3年のプロボウル選出選手）
S：プロボウル級　A：エース級
B：レギュラー級　C：バックアップ級
D：未知数　R：新人
年齢は年内に到達する年齢です

　今年はFAでQBカーク・カズンズを4年契約で獲得　昨年は怪我で8試合の出場にとどまりましたが、安定したQBレーディングを誇る選手なので、今までのファルコンズの先発QBとはレベルが格段に上がることは間違いないでしょう。

　そして1巡目で取ったQBマイケル・ペニックスJr.はカズンズの元で何年勉強することになるのか。その点に関しては数年後にわかることでしょう。

　WRは3年目のエース　ドレイク・ロンドン以外の活躍がほとんどなく2.3番手が不在なシーズンが続いていました。今年はWRダーネル・ムーニーを獲得し2番手は確保しました。3番手以降はまた競争となることでしょう。
パス攻撃

　TEカイル・ピッツはWRとしての役割も果たすことができるレシービングTEです。同じレシービングTEのジョヌー・スミスもいることから、スロットに置いて中央のミスマッチを狙うという手も十分やれることでしょう。全然ありというか、そっちのほうが良さそうな作戦ですね。

ラン攻撃

　2年目のRBブライアン・ロビンソンは序盤戦はかなり力を見せていましたが、中盤戦から100ヤード超えがなくなり、ちょっと尻窄みとなり1000ヤード超えは出来ませんでした。カットバックなどの技術はリーグトップレベルであることは確かなので、今回QBカズンズを補強したことで、マークが甘くなり、もっと稼げるようになるといいですね。

　2番手RBタイラー・アルジイアーも2番手として683ヤードを記録しており、しっかり成績を残しました。ラン攻撃はリーグ9位なので、更に稼げると得点力がアップすることでしょう。。

プロテクション
　ファルコンズのOLはリーグトップレベルのOLと自負していいでしょう。プロボウル選出されているのはGクリス・リンドストームのみではありますが、ベテランTジェイク・マシューズ　カレブ・マクゲイリーのプロテクションは見事です。怪我人も少ないこといいところですね。ただ控えは薄いので大怪我だけは本当に避けてほしい。

　あとはQBカーク・カズンズのボールの持ちすぎ問題がどうなるかでしょうかね・・・ここがフィットしないとね。

スペシャルチーム
　Kク・ヨンホは韓国人で　現地ではヤングホン・クーと呼ばれることが多いです。うちのブログの表記は韓国名にしておいています。昨年の成績は86.5％のFG成功率　50ヤード超え3/6とまあまあという感じですかね。クーの実力的にはもっとできる選手なので、90％超えでまたプロボウル選出を期待したい。

【守備編】

　　　放出・離脱選手　左の番号：背番号
　　　補強選手　　　　新人選手（120位まで）
SS～D：個別選手評価
S：プロボウル級　A：エース級
B：レギュラー級　C：バックアップ級
D：未知数　R：新人
年齢は年内に到達する年齢です

フロント7
　相変わらずパスラッシュはDLグレイディ・ジャレッド　デビット・オニヤマタ頼りな感じです。昨年のチーム最高サック数だったベテランDLカライス・キャンベル　EDGEパド・デュプリーはどちらもチームを去り、その代わりを今年とった新人がどれだけ穴を埋められるかが鍵を握りそうです。

　LB陣も昨年と変わらないメンバーです。タックル数は多いがやはり外側から抜けられている回数は多くそこまでラン守備は良くないので、EDGEの頑張りとLBの守備範囲がもう少し広がってくれるといいんですがね。

ディフェンスバック　パス守備は昨年Sジェシー・ベイツの加入によりかなり改善されました。ベイツが132タックル　6INT　11PDの大活躍でした。一人でこれだけ稼ぐのはすごすぎます。もちろんプロボウルに選出されています。

　CB A.J.ティレルのゾーンカバーもまずまず機能し、リーグ8位のパス守備を記録したのは良かったところではないでしょうか。

　今年もほぼメンバーは変わらないので、期待度は高いというか、ベイツの活躍が持続してくれることを願いたい。

スケジュールと展望

　スケジュール　

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　序盤に同地区3連戦があります。ここで全部落とすことになった終了のお知らせになるので、なんとか乗り越えなければならない。今年のスケジュールはリーグで2番目にゆるいこともありQBをしっかり補強したファルコンズにとっては有利な展開かもしれない。

　前半戦勝ち越しで折り返せば地区優勝奪還も十分考えられるだろう。

　展望　

　ドラフトのQB指名は目を瞑るとして、QBカーク・カズンズという支柱を手に入れたのは大きいでしょう。6年プレーオフから遠ざかっているチームをプレーオフに導くのが、使命となることでしょう。今年はスケジュールも緩めですしね。

　攻撃陣はある程度固まったものの、相変わらずEDGEが物足りない状態。それを新人や若手EDGEがどれだけ穴を埋めきれるかが、守備の鬼門となることでしょう。

　カズンズがピッタリとチームにフィットすれば優勝も十分あるチームです。

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コメント一覧 (1)

- 1. 寒林檎
- 2024年08月09日 01:37
- QB関連の動きの是非は数年後として、今年だけ見たらカズンズ獲ってパスが悪くなるってことはないだろうけど、それでどこまで勝てるようになるか。
  RSは勝ててもPO（というか全米中継の試合？）がなあ。
  一瞬RSカズンズで行ってPOをペニックスでいくニック・フォールズ形式は考えたけど、ないわな、うん。
  去年より手強くはなりそうだけど、成績がイマイチ読めないですね。
  第一シードとかそういう感じではないけど、とにかくPO出ることかなあ。
  地区優勝はある範囲だとは思う。
- 0
  
  茶王
  
  がしました